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「子育てが一段落したら、何か仕事をしたい。でも、いまさら昔の会社に戻ったところで、昔とは勝手が違うだろうし...。また、スーパーでパートっていうのもなんだかねえ」このように考える四十代くらいの専業主婦は多い。そんな主婦たちが注目している就業スタイルがある。「ちょこキャリ」だ。

「ちょこキャリ」とはある雑誌が生み出した言葉であるといわれており、その意味するところは「ちょこっとの時間を有意義に活用する四十代主婦の新しい仕事スタイル」なのだそうだ。

どういった仕事をするのが「ちょこキャリ」なのか。例えばフラワーアレンジメントを学んだ後カルチャースクールでその講師になったり、学生時代に学んだ外国語を活かして翻訳の仕事をしたりといった、趣味などを活かしたものが多いという。また、主婦向け雑誌の読者モデルなどを経て、そのまま本職のモデルになったり、テレビレポーターになったりといったケースもあるようだ。

このように見ていくと、住宅ローンの支払いでアップアップしている主婦や生活のためにお金を稼ぐ必要に迫られているような悲壮な感じが漂う主婦の姿は浮かんでこない。確かにうまくいけばかなりの高収入になるような仕事もあるが、どちらかといえば収入自体は不安定な仕事だ。時間にもお金にも余裕のある主婦が、自分のペースで仕事に取り組んでいるという印象を受ける。またいずれも時間の都合をつけやすいフリーランス系の仕事である。これは彼女たちが仕事を選ぶ際、「家庭を犠牲にしてまで仕事をしたくない」と考えて選んでいるからにほかならない。つまり就職したり、パートに出たりという形をとるとなると、時間の自由がきかなくなるし、わずらわしい人間関係で生じるストレスもある。そういったことが家庭に支障をきたすおそれがある。そんなわずらわしさを最小限にとどめ、仕事をしたい、と考えている主婦がこういうスタイルを選んでいるのだ。

もちろん、こうしたスタイルには「甘い。仕事をなめている』と言った批判があるのも事実だ。しかし、働く必要がないからといって働いてはいけないということにはならない。暇を持て余すよりは自分のペースでキャリアを積みたい、と考えるのは自然なことなのかもしれない。

ちなみに日本では「日本語教師」の仕事につく人も、この「ちょこキャリ」系の人が多いようだ。筆者が以前通っていた日本語教師養成学校にも確かにそういう人が多くいた。中には勉強会にかこつけてファミレスで井戸端会議をしているような人もいたが、彼女たちはおおむね熱心に勉強し、いい成績で学校を卒業していった。きっと今頃、「ちょこキャリ」主婦として、どこかの日本語学校で教鞭を執っていることだろう。




「普通体+から/ためにほかならない」: 「Aから/ためにほかならない」という形で「まさにAからだ」といった意味になる。あることが起こったり、ある行動をとったりした理由.原因がまさにそのことである、といいたい時に使う。

[例文]
(1)彼が東京に出てくる決心をしたのは、地元での生活に希望が持てなくなったからにほかならない。
(2)うちの店がつぶれたのは、近くに格安スーパーができたためにほかならない。



「名詞辞書形・句・節+にかこつけて~」: (AにかこつけてB)という形で、「Aという理由をいいわけにしてB」といった意味になる。Bの直接の理由や原因はAではないのに、Aを口実にしてBをする、といいたい時に使う。

[例文]
(1)出張にかこつけて、北海道でおいしいものをいっぱい食べてきた。
(2)同窓会にかこつけて、夫に20万円もするスーツを買ってもらった。




1.一段落告
一個段落
2.勝手が違う
情況與之前不同
3.ちょこっと
一點點地
4.有意義
有意義的
5.アップアップ
喘不過氣來
6.悲壮
悲壯的、壯烈
7.フリーランス
自由作家、記者
8.わずらわしい
麻煩的
9.井戸端会議
閒話家常
10.教鞭を執る
執教鞭




「養兒育女告了一個段落,想要做個什麼工作。但是現在就算是回到以前的公司,也不會和以前的情況一樣。還有,在超市打工也不怎麼令人稱羨」像這樣考慮的四十幾歲婦女還蠻多的。而有一個讓這樣的主婦們最近注目的就業形態。叫做「ちょこキャリ」。

所謂的「ちょこキャリ」據說是從某雜誌衍生出來的詞彙,她的意思是「有意義地活用零碎時間的四十幾歲主婦的新工作形態」。

什麼樣的工作才算是「ちょこキャリ」呢。比方說學習了西式花藝設計後在文化學校當講師,或是活用在學生時代所學的外語從事翻譯的工作等,活用興趣等等的東西較多。此外,也有曾經當過以主婦為販賣對象的雜誌模特兒,之後就這樣成了正式的模特兒或是當上電視節目報導主持人這樣的例子。

這樣看來,因支付房貸而喘不過氣的主婦為了生活被迫要去賺錢那樣充滿悲壯氣氛的主婦,實在令人無法想像。的確,如果順利的話也有高收入的工作,但是總歸來說是收入不安定的工作。時間和金錢都夠用的主婦就可以按照自己的生活步調來接工作。此外無論什麼時間都可以配合像是自由作家類的工作。這些都是她們在選擇工作時因為考慮「我不想因為工作連家庭都犧牲」,才去選擇的。也就是變成全職或是打工的形式後,時間的自由會漸漸消失,也會產生因為麻煩的人際關係所帶來的壓力。這些壓力有可能會為家庭帶來妨礙。為了把這樣的麻煩停在最低限度,又想工作的主婦們因此選擇這樣的工作形態。

當然也有人批判這種形態「太天真。不把工作當一回事」。不過,不能因為她們沒有工作的必要就說她們不可以工作。與其擁有多餘的閒暇,想要依照自己的步調累積專業或許比較合常理。

順帶一提,在日本從事「日語教師」這個工作的「ちょこキャリ」似乎不少。筆者以前所上的日語教師養成學校裡,的確有許多這樣的人。當中,也有人以讀書會當作藉口,在家庭餐廳閒話家常,但是她們大都對於唸書很認真,而且以很好的成績畢業。我想她們現在大概以「ちょこキャリ」主婦的身分在某個日語學校教書吧。

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